生きる、その意味
目に見えるものだけが
触れられるものだけが
全てだと思いますか
繰り返される目の前の日常のみが
生きる意味だと思いますか
人は誰しも幸せになる権利を持っているけれど
生きる意味はその先にあるもの
人は皆
魂を磨くために生きる
より多くを学び
深く正なる魂へと成長するために
「人生」を包括的に見ると
幸福 の中よりも
喪失 の中にこそ
より多くの「学び」があるものなのです
どうか、見失わないでね
人生において起こることすべては
与えられた機会
先に、旅立ってしまってごめんなさい
これは、わたしの学びでもありましたが
神様からの
あなたへの課題でもあります
あなたが
私の生も
そして死も
魂の「糧」にしてくださると
私は信じています
私たちが還る場所
ねえ、あなた
早く私に会いたいと願いますか
私も
あなたも
そして誰もが
そう
この世 に生まれたときから
本当は、いずれ ここへ帰ってくることを知っている
わたしは先に来てしまいましたが
あなたはまだ、その時ではありません
どうか、急がないでね
わたしは今
なんの苦痛もなく、自由で
あなたの傍へ、いつでも行くことができますが
ひとつ、もどかしいのは
触れる ということができないこと
肉体を持ち
皮膚をとおして触れるという感覚は
何にも代え難く素晴らしい記憶
あなたの温かな手を想い出します
どうか
たくさんのものに触れてね
その優しい手で
たくさんの者を慈しんでね
私を愛してくれたみたいに
そして、「その時」が来たら
胸を張ってこちらへ来てね
また、必ず会えます
あなたも、私も、帰る
同じ場所へ還る